言葉にできない
- ぐっちゃん
- 2021年8月25日
- 読了時間: 3分
こんにちは!細谷巧と申します。
オフィスぐっちゃんには初めて参加させていただきます。
よろしくお願いいたします!
今回の座組に参加して早3カ月近くが経ちました。
週1の稽古なので徐々にではありますが、稽古も進んで来ています。
稽古回数では早くもこの辺りで折り返しです。
作品の魅力が何倍にも膨れ上がるよう、精一杯やっていきたいと思います!
このブログを改めて読み返してみると、意外にも今回の作品についてを書いていなかったので、少し書き綴ってみますね。(あくまで僕の個人的な解釈です!)
この作品「COUPLE」のあらすじを一言でいうなれば、「結婚して1週間後に旦那が亡くなってしまった両家(松澤家と高城家)のお葬式の日の話」といったところでしょうか。
この旦那さん、実は死神の手違いで予定より1日早く死んでしまったので不憫に思った死神の計らいで犬の姿になり両家の様子を見守ってくれています。
滞りなく式が行われればいいのですがそううまくいくはずもなく、5年間音沙汰のなかった兄弟が突如帰ってきたり、両家の兄弟で言い争いが始まったりします笑。
どたばたするので笑えるシーンもいくつかありますが、テーマ性としては生死についてや、家族についてとか、様々な方向から感じていける作品ですね(きっとそうなる予定!)。
そして僕がとりわけ考えてしまうのは、残された家族の心情についてです。
僕自身の話にはなりますが、一緒に暮らしていた家族が亡くなってしまうことを一度経験しています。
その時は1年くらいかけてどんどん身体が弱っていく様を見ていたため、心構えは否応なく出来たのです。
それでもつらいものがあったのですが、今回の作品では、旦那さんはいきなり亡くなってしまうんです。
しかも結婚して1週間のタイミングで、ですよ。
残される側は、打ちひしがれてしまう気持ち、認めたくない気持ち、頭では分かっているけど心が追い付いていない感覚、そういった複雑なものを持ちながら葬式の準備は進めないといけない状況で、対外的には明るくしなきゃと振舞ったり・・・。
僕自身の経験とは比較できないくらいの、言葉にし切れないぐちゃぐちゃした心を持っているはず。
残された側の一人を演ずる身としては、正直この部分が非常に難しいと感じています。
基本的なことですが、自身が演ずる役と故人とは生前どんな関わり方だったかとか、距離間はどのくらいだったのかとか、もっともっと深く考え抜いていくことが大事、ですよね。
役者には技術だけでなく戯曲に対する批評が大事だと、ちょうど先週ある方に口すっぱく教わったばかりでした。
まだまだこれから今回のメンバーと、深みを増した良いものを作っていきたいです!
ご期待ください!
キャストの皆様は今後ともよろしくお願いいたします!

ということでド真面目に書き綴ってみました。(真面目過ぎたか??)
最後に、今回の稽古の際に話題となった動画の共有で締めますね。
皆様、体調管理にはくれぐれもご自愛ください!
細谷巧でした!
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